フタバアオイ(二葉葵、双葉葵)は、日本の固有種で、主に本州の東北地方南部から九州の薄暗い森林に生える小さな多年生の草です。
名前は、ハート型の葉を対にして出すことに由来しており、春には葉の柄の基部から柄を伸ばし小さな花をつけます。
秋には葉を落とし、地下茎だけで越冬します。
この二葉葵を御神紋とする上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社)の重要な祭儀として斎行されている賀茂祭は、京都三大祭のひとつ、葵祭として知られていますが、祭儀に加わる人々が二葉葵の葉を装身具として身につけることからそのように呼ばれるようになったと考えられています。



画像出典:賀茂別雷神社(上賀茂神社:かみがもじんじゃ)公式Webサイト
弊社でも、毎年二葉葵の栽培育成を行い、上賀茂神社に奉納しています。
春先に株分けした幼葉を入手し、5月上旬には上賀茂神社に奉納するのですが、一部はそのまま弊社で育てています。栽培育成の期間は短いですが、自然ではシカやイノシシ、モグラなどの害獣の被害にあったり、天候の影響で十分に生育しないなどのリスクがありますので、人々の手で大切に育てています。

入手した幼葉をプランターに移植します。

小さな花を1つ俯くように咲かせます。


上賀茂神社へ参拝し奉納します。

事務所に残した二葉葵。
葉を落として地下茎だけで越年します。
冬の間も適切なペースで水やりを行うと、翌年の春先に新たに葉を伸ばします。